
下記(令和元年度の調査結果)の通り、犯罪やいじめは未だに深刻です。
特に317人もの子供が自ら死を選択している現実に胸が痛みます。
犯罪といじめの現実
刑法犯総数
認知件数・・・748,559件(前年817,338件)
検挙件数・・・294,206件(前年309,409件)
うち少年・・・19,914件(前年23,489件)e-Stat政府統計の総合窓口『統計で見る日本』
小・中・高等学校における問題行動件数
暴力行為・・・78,787 件(生徒1,000 人当たりの発生件数は6.1 件)
いじめ・・・612,496 件(生徒1,000 人当たりの認知件数は46.5 件)
自殺・・・317 人
犯罪やいじめ、各種ハラスメント等の人を不快にさせる行為も含め、どうにもならないのでしょうか。
心理学は疎いので正直、やる側の心理が理解できません。
ですので、せめてこのような心理に効果的な栄養素をご紹介します。
平和に貢献するオメガ3脂肪酸
近年、他の人々への攻撃、敵意、反社会的な行動がオメガ3脂肪酸の摂取により、軽減される可能性があるということが示されたようです1)。
オメガ3脂肪酸は人間の脳の形成と適切な機能維持に不可欠とされており、実際、摂取不足は脳の機能低下を引き起こすという研究結果は多数存在しています。
そして脳機能の低下は人間のモラルや倫理を低下させます。
下記は暴力的な記録を持つ30人の患者を対象とした研究内容。
研究結果では怒りの感情が軽減されたようです。
オメガ3サプリメントを投与された患者は<中略>敵意と過敏性の標準的な尺度で測定すると、怒りが3分の1減少したことがわかりました。
Support The Guardian『Omega-3, junk food and the link between violence and what we eat』
下記は3581人を対象としたオメガ3脂肪酸と敵意に関する研究結果です。オメガ3脂肪酸が豊富に含まれた魚を摂取したグループは敵意のレベルが低かったようです。
DHAの高い食事摂取量とn-3脂肪酸が豊富な魚の摂取が、若年成人期の高い敵意の可能性の低下に関連している可能性があることを示唆しています。
C Iribarren, J H Markovitz, D R Jacobs Jr, P J Schreiner, M Daviglus & J R Hibbeln
Springer Nature『Dietary intake of n-3, n-6 fatty acids and fish: Relationship with hostility in young adults—the CARDIA study』
また、136人の男性囚人を対象とした調査では血中のオメガ3脂肪酸が低い受刑者は攻撃的で、敵意のレベルが高かったようです2)。
まとめ
オメガ3脂肪酸には攻撃性や敵意を緩和する働きがあるとのこと。
オメガ3脂肪酸が脳の形成や機能維持に不可欠であることを考慮すると、前述の研究結果も私としてはかなり納得です。
そして更にオメガ3脂肪酸は認知力や精神障害、成人病の改善に有益な効果をもたらすことが様々な研究により、裏付けられているようです。
・・・もうこの際、制度化して学校など集団生活になる施設の昼食時には、オメガ3脂肪酸サプリメントを支給するっていうのはどうでしょう?
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参考文献
1)
scielo『Rev. chil. nutr. v.32 n.2 Santiago ago. 2005』
https://scielo.conicyt.cl/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S0717-75182005000200003
2)
Barbara J. Meyer, 1 , 2 ,* Mitchell K. Byrne, 2 , 3 Carole Collier, 4 Natalie Parletta, 5 Donna Crawford, 4 Pia C. Winberg, 6 David Webster, 1 Karen Chapman, 4 Gayle Thomas, 4 Jean Dally, 4 Marijka Batterham, 7 Ian Farquhar, 4 Anne-Marie Martin, 8 and Luke Grant 8
『Baseline Omega-3 Index Correlates with Aggressive and Attention Deficit Disorder Behaviours in Adult Prisoners』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4368577/