アスタキサンチンで有名『クリルオイル』

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アスタキサンチン
提供:イラストAC「りなまる」様

クリルオイルのクリルとは

まずクリルオイルのクリルとはオキアミのこと。
オキアミとはエビに似た約2グラム程度のプランクトンで基本は海中で浮遊生活をしています。サプリメント、食品、飼料用、釣り餌、観賞魚の餌などに幅広く利用され、釣り好きにとってはなくてはならない素晴しい存在です。個体数の量も素晴らしくオキアミは地球上でトップクラスを誇り、人類の総重量約4億トンより上の約5億トンと想定されています。つまりクリルオイルとは大量に生息しているプランクトン『オキアミ』から抽出および生成された油のことです。

ナンキョクオキアミについて

ナンキョクオキアミ、コオリオキアミ、ツノナシオキアミなど沢山の種類が生息していますが今回はナンキョクオキアミについてご紹介いたします。

節足動物門甲殻上綱軟甲綱(エビ綱)真軟綱亜綱(エビ亜綱)エビ上目オキアミ目オキアミ科『ナンキョクオキアミ』

何やら小難しいですが、分類すると上記のようになります。ナンキョクオキアミの体長は2㎝~6㎝の間で寿命は約6年。植物性プランクトンを餌とし、ペンギンやアザラシ、魚、シロナガスクジラ、ヒゲクジラなどから主食として捕食されます。つまりその個体数の多さからバイオマスとしての価値が高いだけでなく南極の生態系維持に大きな影響力を持つキーストーン種なのです。

バイオマス・・・生物資源
キーストーン種・・・生態系へ大きな影響を与える生物種

減少傾向にある??

ですが残念なことにナンキョクオキアミの個体数は1970年代以降推定80%減少しているらしいのです。地球温暖化により餌である『アイスアルジーの喪失が主な要因ではないかと考えられており、特定の先進諸国における漁業関係者や企業、南極海洋生物資源保存委員会、保護活動家が個体数維持の重要性と産業のバランスについて継続的に取り組んでいます。(1)

アイスアルジー・・・ナンキョクオキアミの餌となる海氷の底部に付着する珪藻(けいそう)類

クリルオイルの凄さ

クリルオイルには脳の健康維持に定評のあるリン脂質結合型のオメガ3脂肪酸(EPA、DHA)と非常に高い抗酸化力を誇るアスタキサンチンを豊富に含みます。成分内容が素晴しいです。若さを保つ秘訣と深く関係してそうな感じがします。

  • DHA
    1.赤血球の形態変化による血液への影響
    2.細胞膜に必要な成分
    3.脳神経へ直に影響する
    4.代謝物質レゾルビンなどの影響による抗炎症作用
    5.コレステロール値に関係
    6.EPAと同時摂取で相乗効果が期待される
    7.アトピー症状について良い報告もある
  • EPA
    1.血小板に作用。血栓に関係
    2.血液の流れについてはDHAより効果があるとされる
    3.中性脂肪に関係
    4.DHAと同時摂取で相乗効果が期待される
    5.医薬品としても利用される
  • アスタキサンチン
    1.抗酸化力が桁違い
    2.抗炎症作用
    3.1と2による血液、血管、目、皮膚、脳、筋肉などへの作用
    4.老化や免疫機能への影響

参考文献

(1)
Ensia July 14, 2015 · 8:45 AM EDT By Elizabeth Grossman
『Scientists consider whether krill need to be protected from human over-hunting』
https://www.pri.org/stories/2015-07-14/scientists-consider-whether-krill-need-be-protected-human-over-hunting