ソシオパスとナルシストを見極める

ナルシストとソシオパスを見極める
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ソシオパスとナルシストには多くの共通点があります。

人に対する共感性の欠如と支配的な傾向はその最たる例。

どちらも邪悪な性質『ダークトライアド』を有しており、欲求のためなら平然と他人を犠牲にします。

はたから見れば同類のようにも思えるソシオパスとナルシストですが、両者の概念は異なります。

誤った対策を講じる前に、まずは両者の性質や違いを把握し、見極めましょう。

ソシオパス

邪悪性を隠蔽するソシオパス
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ソシオパスとサイコパスは反社会性パーソナリティ障害(ASPD)の非公式用語であり、どちらも学術用語ではありません。ASPDを有している者のことを、世間ではそのように呼びます。

ASPDとは社会規範や他人の権利を侵害することに、まるで罪悪感を持たない障害のこと。ソシオパスもサイコパスもASPDであることに変わりありません。

ちなみにソシオパスは後天的要素(発達期における悪質な育児や環境、事故、事件など)が影響しているのに対し、サイコパスは先天的(遺伝性)な資質が影響しているといわれています。

またソシオパスには低機能と高機能、2つのタイプが存在するといわれ、中でも高機能ソシオパスの場合、社会に溶け込み、関係者を間接的に陥れたり、操作(支配)することで利益の搾取や欲求を満たす傾向があります。

ソシオパスの主な特徴

・利益が全て

・権力やカリスマ性を有する場合がある

・共感性の欠如

・罪悪感の欠如

・高機能タイプは高い知能を有する

・衝動的または感情的である

・操作(支配)的である

・依存性がある

・法律や規則、約束を破る

・攻撃的である

低機能ソシオパスはこれらの特徴が顕著に表れるため多くの場合、社会に順応できません。それに対して高機能ソシオパスは比較的に知能が高く、そのためグレーゾーンなやり方で、表向きは社会性を維持しています。しかし、その実態は性質を隠蔽しているだけで、自身の欲求(利益)を満たすためなら手段を選びません。

ナルシスト

脆弱な自尊心を抱えるナルシスト(NPD)に味方する厄介な取り巻き『フライングモンキー』の対策・対処法
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ナルシストとは一般的に自己愛性パーソナリティ障害(NPD)を有している者のこと。

NPDを有する者は、常に周囲からの絶え間ない称賛を求めるようになります。

とはいえ、一般的な社会生活において、本当に優秀でもない限り、そのような欲求を満たすことは非常に困難。

「外的価値(成績や学歴、容姿など)を有してこそ価値がある」

「外的価値がないから称賛されないのだ」

「あるがままの自分は無価値である」

毒親家庭で育ったナルシストにとって【あるがままの自分・称賛されない自分・外的価値を有していない自分】とは無価値も同然。要するに真の自尊心が育まれていないわけです。

ゆえにそのままではメンタルを保つことができません。

とはいえ、このネガティブな感情を早くどうにかしたい。

そこで彼(彼女)らは、単独もしくはフライングモンキーと呼ばれる仲間と共に他人を虐げ、悪質な優越感に浸ろうとしたり、他人を陥れてでも外的価値を手に入れようとします。※フライングモンキーについて

ナルシストの主な特徴

・称賛を渇望する

・権力やカリスマ性を有する場合がある

・支配的である

・傲慢である

・人に対する共感性の欠如(所有物には共感を示す)

・誇張された自我を持っている(誇大的自己)

・脆弱な自尊心を有する

・自己陶酔的である

・誇大妄想に浸る

・会話を独占する

・人を見下す

利益を追求するソシオパスと称賛を渇望するナルシスト

利益を追求するソシオパスと称賛を渇望するナルシスト
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NPDとASPDはクラスターB群のパーソナリティ障害に分類されます。クラスターB群は予測不能かつ感情的で不安定な性質を抱えているため、人としてのコミュニケーションや正常な人間関係の構築(または維持)が非常に困難。

ナルシストにとっては「絶え間ない称賛」、ソシオパスにとっては「利益」がなによりも重要。彼(彼女)らにとって一般的な人が抱く幸福の価値観、社会人としての倫理観などは存在しません。ゆえに家庭や職場では支配的かつ自己中心的。日常的にハラスメントやいじめ、心理的虐待で関係者を疲弊させ、傷つけます。

ガスライティング

ガスライティング
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ナルシストやソシオパスなど、ダークトライアドを有する者が常習的に仕掛けてくる心理的虐待の一種「ガスライティング」は特に要注意。ガスライティング被害の自覚がなければ自己嫌悪に陥り、精神を病んでしまいます。

ガスライティング(英:gaslighting)は心理的虐待の一種であり、被害者に些細な嫌がらせを行ったり、わざと誤った情報を提示し、被害者が自身の記憶、知覚、正気を疑うよう仕向ける手法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

つまりは陰湿な『嫌がらせ』。たとえば些細なミスを過剰に指摘したり、精神的または物理的に過去の実績や記憶、出来事を改ざんしたり、無視や不機嫌などの受動攻撃、デマの拡散、初回にも関わらず再三の注意をすることで、相手を自己嫌悪に陥らせる行為のことです。

特に厄介なのは周囲の誰もが納得するようなタイミングで仕掛けてくるパターン。

要するに「周囲だけでなく、ターゲットに対しても信憑性を感じさせる極めてタチが悪い嫌がらせ」

下記に対処法を含め、詳細を記事にしていますので是非ご覧ください。

間違えてはいけない両者の対策

ソシオパスとナルシストの性質を把握し、対策を間違えないようにしましょう
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この人はナルシストだから誉めとけばいいだろうと高を括るのは危険。相手がナルシストであれば比較的、有効な手段です。しかし相手がソシオパスならばどうでしょう。ソシオパスにとって称賛や承認は不要であり、そんなものは求めていません。視界に入るお人好しは、扱いやすいただのこまでありターゲット。結果的には搾取され、骨までしゃぶられます。

利益を追求するソシオパスと称賛を渇望するナルシスト。

相手の根本的な性質をじっくりと観察し、見極めましょう。

そして、もしも相手がナルシストなら「適度に褒め、適度に距離を保つ

第3者からすれば白々しい賛辞でも、称賛を渇望するナルシストにとっては耳に心地よいのです。

とはいえ深入りは禁物。フライングモンキー認定されないよう距離をとりましょう。下手をすれば同類です。

 【日本統合医学協会】アドラー心理学検定1級講座

ソシオパス対策は厄介

ソシオパス対策は厄介
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次にソシオパス。

可能であれば「(物理的かつ精神的に)完全に距離をとり、相手にしない、関わらない」ことが一番です。

もしくは・・・

・「同じフィールドに立たない」

ソシオパスから攻撃されるということはどういうことか。それは多くの場合、彼(彼女)らの利益の妨げになっている、もしくは利用されている、のどちらか一方かその両方か。その場合は役割を明確にし、相互利益関係になるよう上手く立ち回るか、別のフィールドに異動した方がよい。

・「(ソシオパス以上の)立場、権力、能力、人脈、実力を手にする」

ソシオパスにとっては利益が全て。利益を得るため、自分より下の者を利用したり陥れることはあっても、利益に繋がらない限り、上に手を出すことはまずない。利益を最優先するソシオパスにとってはむしろその逆で、ごく自然に服従の態度を示すようになる。

・「弱みを握る」

その社会から追放できるレベルの証拠を押さえる。低機能ソシオパスは【法律・規則・ルール・倫理】を平然と破るが、高機能ソシオパスは、それをグレーゾーンにとどめることで社会性を維持している。とはいえ、その本質は両者ともに大差はない。つまり表沙汰になっていないだけの可能性が極めて高い。ソシオパスの性質である「衝動性」に目をつければ、証拠確保の手段やタイミング、ポイントはある程度、想定できるはず。法的措置を視野に入れ、日頃からメールや書類、指示内容、発言内容、相談内容、SNS、LINEなどの記録を常に心がける。

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ソシオパスとナルシストはマニピュレーターでもある

その他の有効な対策をご紹介します。下記は『マニピュレーター』についての記事ですが、高機能ソシオパスやナルシストは『マニピュレーター』の特徴を有しています。

マニピュレーターとは心理的操作をする人のこと。具体的には間接的、欺瞞的、または手に負えない戦術を通じて他者の行動や認識を変えることを目的とした支配的行為をする者。

高機能ソシオパスはマニピュレーターの中でも衝動的でアクティブなタイプに属します。

下記記事にマニピュレーターの特徴や対策についてまとめています。是非、ご覧ください。

・身近に潜んでいる陰湿で邪悪な支配者『マニピュレーター』

共通点が多いソシオパスとナルシスト。両者の性質と違いを理解したうえで強い心構えがあれば、被害を最小限に抑えることがきっとできるはずです。

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サイコパスを事前に把握し、対策することで、被害を回避、軽減できます。下記はサイコパスにおける20の特徴と対処法について

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