職場の危険生物によるストレスとメンタルヘルス

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ハラスメント(危険なサイコパス上司)
提供:photoAC「acworks」様

職場のストレスは様々ですが、基本的に「愚痴をこぼしてスッキリ」「少しイライラする」程度のストレスは然程問題ありません。とはいえ、ほぼ毎日このような心理状態になるとメンタルや身体に何らかの異常を引き起こす場合もあるので、うまく気分転換しましょう。

このようなストレスは人間である以上、仕方がありません。

しかし「思考力低下」「希死念慮(死にたいと願う)」「強い倦怠感」「憂鬱」などに陥るストレスは危険。

うつ病」の症状だからです。

職場の危険なストレス要因

仕事内容や待遇面、物理的な環境、時間外労働など様々なストレス要因があると思います。ですが、やはり圧倒的なのは「人間関係」。

特に直属の上司との人間関係が大半を占めているようです。また退職理由の本音も人間関係によるものが大半を占めます。

転職経験者100人が対象とした退職理由の本音ランキング
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)

リクナビNEXT「転職理由と退職理由の本音ランキングBest10

つまり、上司との人間関係で多くの方が退職している。

でも本当にそれは「『人間関係』といえるもの」なのでしょうか。
 
 
上司が「まともではない」場合・・・、それはもはや「人間関係」とは言えません。
 

上司に分類される危険生物

近年、働き方改革が求められる中で、各種ハラスメント対策は重要視されています。事実、ハラスメントに関する法案も整備され始めているようです。

ですがそんな時代の流れに逆行するかのような生物が未だに多く生息していることが残念でなりません。下記の上司に分類される危険生物は強いストレスをまき散らし、人を精神障害に陥らせても罪悪感は無く、平然としている危険な生物です。

危険生物その1「サイコパス上司」

サイコパス
提供:photoAC「photoB」様

脳の一部の活動・反応が著しく低く、最大の特徴は良心の欠如。人を苦しめることに快楽を感じる。

他人の痛みに対する共感が全く無く、自己中心的な行動をして相手を苦しめても快楽は感じるが、罪悪感は微塵も感じない。自尊心が大きく、口が達者で慢性的に嘘をつく傾向がある。表面上は魅力的であり、社会的成功を収めることも多い。そして自己犠牲を美徳としている人を好んでターゲットにする傾向があり1)、異常なストレスを平然と放ってくる。

危険生物その2「クラッシャー上司」

サイコパス(クラッシャー)上司
提供:photoAC「happyjune」様

組織における自己保身と自己顕示欲を満たすため、部下に対して執拗な威圧「ハラスメント」を日常的に行い、深刻なストレスをまき散らしている。

問題が発生した場合には部下を責め自分の立場を守ろうとする。仮に非があったとしても、それを認める事が絶対にできない性格であり、自身の非を指摘された場合は脅迫まがいの攻撃性を他者に向ける傾向がある2)。更に手柄は当然のように横取りする。そのため役員(または経営者)からは仕事ができるヤツと思われているか、扱いに困るヤツと思われている。部下からすると、もはや存在自体がストレス。

危険生物の共通点と相違点

■サイコパス上司とクラッシャー上司の共通点

自尊心が高い、嘘が当たり前、部下を犠牲にする、仕事ができる(犠牲つき)、良心がない、モラルがない、弁が立つ、責任感がない、罪悪感がない

■サイコパス上司とクラッシャー上司の相違点

どちらも大差ありませんが、あえて区別すると・・・

「サイコパス上司は精神病質者(つまりプライベートでも異常)であることが原因。クラッシャー上司は組織内における、強烈な自己顕示欲、自己保身などが原因」

といったところでしょうか。いずれにせよどちらも危険生物です。

直属の上司が危険生物だと悲惨

もはや私達の知る「人間」ではありませんので、近寄ってはいけません。しかし上司がこのような生物に該当する方は悲惨です。また多くの場合、この類の上司は部下を犠牲に一定の成果を出しているので会社側は対処に困り、結果「見て見ぬふり」となります。対策は離れることが一番ですが、プライベートにおける人間関係のようにはいきません。

いつでも証拠を残せる準備を

被害が予想される(または受けている)場合は「証拠」の準備(または確保)を
可能な限り証拠を残しましょう。何らかの行動を起こすにしても、証拠がある方が説得力が増し、訴訟になった場合も有利です。そして証拠が無くても、会社の人事か総務の担当者に相談(休職または異動も含めて)しましょう。会社外で考えている方は労働基準監督署の無料相談が利用できます。下記にわかりやすく掲載されています。

相談窓口のご案内 | あかるい職場応援団
あかるい職場応援団は職場のハラスメント(パワハラ、セクハラ、マタハラ)、いじめ・嫌がらせ問題の予防・解決に向けた情報提供…

サイコパスなどに関する記事

 

既にメンタルを病んでいたら「休職」しましょう

医師(診断)
提供:photoAC「カメラ兄さん」様

被害を受け、既に何らかの(うつ病など)症状がでているようであれば、医師に診断してもらいましょう。診断が下された場合は休職することが可能です。休職期間中の生活費についてですが、休職中は無給としている会社が多いようです。ですので、基本的には「傷病手当」か「労災保険」のどちらかを労働者が選択することになります。

具体的には健康保険に加入している労働者であれば「傷病手当」で賃金の一定額を保証されます。「労災保険」の場合は申請して労災と認められた場合、労災保険から休業補償給付を受けることができます。※ただ一般的に精神障害の労災認定は難しいとのこと。

そして休職期間中に今後(復職、転職、退職)を決めることになります。ゆっくり休んで少しずつ考えましょう。

参考文献

1)
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/
・『サイコパスの真実』(原田隆之、ちくま新書)
・https://www.shigotoba.net/expert_interview_1906_tamerainaku.html
・『サイコパス』文春新書

2)
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/
・[2]怒鳴る上司は扱いやすい 「気の弱さ」見抜き対処