不安を和らげる効果的なメンタルヘルス『扁桃体(へんとうたい)を黙らせる』方法とは

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不安を和らげる効果的なメンタルヘルス『扁桃体(へんとうたい)を黙らせる』方法とは
提供:photoAC「FineGraphics様」

まずはじめに、不安や恐怖を感じることは、決して悪いことではありません。

私たちの防衛本能であり、不安や恐怖を感じるからこそ、危険や問題を回避できているのです。

問題なのは、それが長期化すること

その前に不安や恐怖を感じると、体の中でどのようなことが起きるのか。それについて少し解説します。

私たちが不安や恐怖に晒された時、脳の「扁桃体(へんとうたい)」と呼ばれる器官が活性化し、副腎からストレスホルモン(コルチゾール等)が分泌されます。

一般的にストレスホルモンという名を聞くと、ネガティブなイメージしかありません。

ですが、狩猟時代においてそれは、とても重要な役割を担っていました。

自分自身を「守る」ために、「戦う(または狩りをする)」ために必要だったんです。

リラックスしている状態では、猛獣や敵対勢力から身を守ることができません。

しかも一瞬の油断が命取り。

不安や危険を感じたら、体を自動的に「戦闘状態」に移行させる必要があります。

そこで、ストレスホルモンの出番というわけです。

ストレスホルモンが分泌されると、消化器官等の活動が抑止され、エネルギーが主要器官(脳や心臓)に集中します。すると反射神経や集中力、強度、敏捷性を向上し、体は「戦闘状態」へと移行します。

狩猟時代の人たちは、このように体を覚醒させることで、猛獣や敵対勢力から身を守ったり、狩りをすることができたんですね。

ですので当時の人類にとって、ストレスホルモンの働きは重要だったんです。

  ひきこもり・不登校・休職からの社会復帰の悩みに

問題なのは『不安が長期化』すること

長期的な不安は深刻な問題
提供:photoAC「fujiwara様」

もちろん、危機的な状況を凌ぐことができれば、体は正常に戻ります。

一時的なものなので、特に支障はありません。

そして現在。

未だに私たちは、猛獣や危険な敵対勢力と遭遇するわけでもないのに、不安や恐怖を感じると「戦闘状態」へと覚醒してしまうわけです。

しかも一時的ではありません。

長期的な不安や恐怖、いわゆる長期的ストレスに晒されてしまいます。

では話を戻しましょう。

ストレスが長期化し「覚醒(戦闘状態)」が長期化すると、一体何が問題なのか。

先述のストレスホルモンの一種であるコルチゾールですが、長期的な不安や恐怖は扁桃体を暴走させ、コルチゾールを枯渇させます。

扁桃体の暴走とは、休日やプライベートな時間でも嫌な記憶やトラウマ体験を何度もフラッシュバックさせ、日常的にそれを繰り返してしまうということ。このような経緯からストレスホルモンが過剰に分泌されてしまうわけです。

では、コルチゾールが枯渇するとどうなるのか。

コルチゾールが枯渇すると、低血圧、低血糖、性欲低下、生理不順、倦怠感、胃腸の異常、炎症やアレルギーの悪化、うつ、不眠、病気や怪我の治りが遅くなるなど、人体に様々な悪影響をもたらします

それだけではありません。

ストレスホルモンが過剰に分泌されると、前頭前野の働きが低下してしまいます。
前頭前野は「脳の司令塔」とも呼ばれ、計画力や判断力、記憶力、感情の抑制、いわゆる理性を維持し、論理的思考を司る重要な器官。前頭前野の機能が低下すると、下記のような精神状態に陥り、人としての生活を営むことができません。

・キレる
・悲観する
・絶望する
・自暴自棄になる
・衝動的になる
・パニックに陥る
・放心する

このように扁桃体が優位になることで、現代人としての正常な思考や言動ができなくなるわけです。

■まとめ

長期的な不安

扁桃体が暴走

ストレスホルモンが過剰に分泌

コルチゾールが枯渇して体調が悪化。さらに前頭前野の機能低下で思考力の低下、感情の暴走

長期的な不安により精神と肉体の両方が悪化すると「うつ病」や「不安障害」などの精神障害を引き起こす可能性も高くなります。

   

『扁桃体』を黙らせる(鎮める)ことが重要

扁桃体を鎮める(黙らせる)ことが重要
提供:photoAC「素材背景職人様」

扁桃体は危険を回避したり、戦闘や狩猟をともなうような時代においては、確かに重要な器官でした。しかし現代社会において、そんなシーンは滅多にないですよね。

要するに現代社会において、扁桃体はあまり活性化しない方が良いのです。

そこで重要なのが扁桃体を黙らせる方法。

扁桃体を黙らせるには最近話題のマインドフルネス(瞑想)やアンガ―マネジメント、ウォーキング、趣味など、いろんな方法があります。

その中でも今回、ご紹介したいのが前頭前野を刺激することで、黙らせる方法です。

ですが先述の通り、前頭前野は扁桃体の暴走による被害を受け、機能が低下する器官。

つまり「前頭前野を刺激することで機能低下を防ぐと同時に、前頭前野の機能を活かすことで扁桃体の暴走を抑えましょう」という一石二鳥の方法なのです。

やり方は簡単。

   

頭を使うことです。

……雑ですみません。

  

精神科医の樺沢紫苑先生がご紹介している方法で、それを実践することができます。是非、ご覧ください。

著書は累計200万部を超えるとても凄い先生です。

・「情報収集」・・・言語情報で前頭前野を刺激する

・「学び」または「読書」・・・・論理的思考で前頭前野を刺激する

などなど。※不安を減らす方法ベスト3【精神科医・樺沢紫苑】から一部抜粋

不安を減らす方法ベスト3【精神科医・樺沢紫苑】

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