職場や家庭でサイコパスの有害性に匹敵する「ソシオパス(社会病質者)」

職場や家庭でサイコパスの有害性に匹敵する「ソシオパス(社会病質者)」
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共感性、感受性、情緒、思いやりの心や罪悪感、恐怖心など、人として重要な多くの要素が欠落したASPD「ソシオパス(社会病質者)」。ASPDとは反社会性パーソナリティ障害のこと。

ソシオパスは精神医学上、当ブログで頻繁に登場する「サイコパス(精神病質)」同様、ASPDに分類されます。

つまり、ソシオパスはサイコパスと同類(当記事ではマイルドサイコパスのこと)。更に有害性はサイコパスに匹敵するため注意が必要です。

ソシオパス(社会病質者)とサイコパス(精神病質)の違い

ソシオパス(社会病質者)とサイコパス(精神病質)の違い
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共感性の欠落と支配的傾向。サイコパスとソシオパスの特徴には多くの共通点があります。

相違点を述べるならソシオパスは後天的要素(発達期における悪質な育児や環境、事故、事件など)が影響しているのに対し、サイコパスは先天的(遺伝性)な資質が影響しているといわれています。

その他、ソシオパスが感情的または衝動的なのに対し、サイコパスは感情が欠落し、基本的に冷淡。

また、DSM-5では使用されませんが、ソシオパスには低機能と高機能の2つのタイプが存在します
※DSM-5・・・アメリカ精神医学会による診断基準

両タイプともに危険であることに変わりはないのですが、基本的に低機能ソシオパスは社会に順応できません。衝動的で対人スキルが無いため、違反や反則、犯罪を犯しやすく、警察沙汰になるタイプです。つまり、特徴がわかりやすく、初見で見極め、事前に回避することが比較的可能。

厄介なのは後者の高機能ソシオパス

高機能ソシオパス

高機能ソシオパス
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ソシオパスにとっては「自己の利益」が全て。

もちろん、多くの方がある程度、自己の利益を追求しますが、レベルが異なります。

先述の低機能ソシオパスも同様に自己の利益を第一に考えますが、社会性が無く、衝動的であるため、日本のような法治国家において、うまく立ち回ることができません。

ですが、高機能ソシオパスの場合、社会に溶け込み、関係者を間接的に陥れたり、操作(支配)、利用するなどして利益の搾取や欲求の解消を行います。

具体的には仕事や家庭を持つなど、「平均的なステータスを保有している」ということになります。ですが、彼(彼女)らに一般的な人々が抱く幸福の価値観は無く、そのようなステータスに【誠実・愛情】などの高潔な要素は存在しません。

彼(彼女)らにとっては仕事や家庭の関係者は利益搾取や欲求を解消するためのツールであり、邪悪性を隠蔽し、偽りの社会性を構築するためのカモフラージュ。

邪悪性を隠蔽するソシオパス
提供:photoAC「 まぽ」様

■仕事
職場では初期の段階で権力者側を抱き込むことに尽力し、職場における自身の(邪悪性の)隠蔽と偽りの社会性を構築します。次にターゲットを選定し、間接的利用および操作(支配)的行為でターゲットを陥れ、利益を搾取しながら権力を増大させていくわけです。こうした経緯で、ある一定の権力的立場につくと、利益搾取は露骨になり、各種ハラスメントや心理的虐待を直接行うようになります。

■プライベート
彼(彼女)らはパートナー(または友人など)ですら「好意」ではなく「利益」目線で捕捉します。その結果、築かれた関係に当然ながら情は無く、彼(彼女)らにとっては単なる【利益搾取対象・利益搾取のための土台・欲求を晴らす対象】という認識になります。

有害な行動の例

・約束や合意を無視する(罪悪感が欠落しているため容易に行う)

・罪をなすりつける(怒りで正当化し、責任転嫁する。または犠牲者を演じる。サイコパスは冷淡に行うが、ソシオパスは感情的になる場合がある)

・病的に嘘をつき利用する(低機能ソシオパスは法を犯してしまうが、高機能ソシオパスやサイコパス(マイルドサイコパス)はグレーゾーンに留める。両者の違いでもある。多少のリスクを冒してでも利益を優先する)

・ライバルを間接攻撃で陥れる(権力者側を抱き込んでいる場合は致命的な攻撃を放つときがある。既に権力を掌握している場合は直接攻撃を行う)

・配慮無く合理的に遂行する(共感性が欠落しているため、そもそも人に配慮することができない)

・ハラスメント的行為による利益搾取(共感性や罪悪感が欠落しているため、立場次第で衝動的に行うようになる。サイコパスが行う冷淡なハラスメントと異なり、ソシオパスが行うハラスメントは感情的かつ衝動的である)

・利益に繋がらない仲間を犠牲にして別の仲間との結束力を高めたり、人脈を広げようとする(または仲間を犠牲に成果を得ようとする。ちなみにナルシストの場合は自我の優位性を保つ目的で仲間を最小化【過小解釈】する。要は馬鹿にする。)

・利益搾取や欲求の解消目的で人を誘惑する(ナルシストの場合は称賛目的。ソシオパスの場合は利益搾取や欲求の解消、権力の獲得目的で人を誘惑する)

・他人(友人またはパートナー)を利用して権力を得ようとする(ソシオパスの典型的特徴でもある)

・パートナーを厄介者に仕立て上げ、見事な配偶者を演じようとする。(ナルシストの場合は称賛目的。ソシオパスの場合は欲求の解消や利益、権力獲得が目的となる)

・パートナーの体調や意思に関わらず身体を求めたり、ハラスメントを行う(共感性が欠落しているため、相手のことよりも性欲の解消が優位にはたらく。また欲求不満耐性が低く、基本的にターゲットが犠牲となる)

高機能ソシオパスの特徴

高機能ソシオパスの特徴
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■比較的、知能が高い
・高機能ソシオパスは人を操作(支配)するのに充分な知能をもっている。そのため職場においては社会的成功など、一定の権力を有している場合がある。

■共感性の欠如
・サイコパス同様、人々の感情を理解できない。そのため容易に支配的行為や心理的虐待を行う。

■計算された行動
・基本的には自己の利益を最優先に計画をたてる。その結果、人に配慮しない合理的な行動をとる。しかし、衝動性があるため、無計画に行動する場合がある。

■プライベートを明かさない
・人を操作(支配)する場合を除いて、個人情報や考えを明かすことは滅多にない。

■誘惑する
・ナルシストの場合は称賛や評価が目的だが、ソシオパスの場合は欲求の解消や利益目的で人を捕捉する。

■感情的になる
・【計画・手法・意見・欲求など】の承認が得られないときは感情的になる。サイコパスの場合は冷淡。ソシオパスとの違いでもある

■依存性がある
・衝動的であるため、ギャンブル、性別、アルコール、薬物に依存しやすい。

■ナルシストに近い特徴をもつ
・ただナルシストの場合は強烈な自己愛による「称賛」や「賛美」が目的であり、原動力。それに対してソシオパスの原動力は「自己の利益」。

・病的ナルシスト『自己愛性パーソナリティー障害』について

■マイルドサイコパスに近い特徴をもつ
・ただ先述の通り、サイコパスは先天的、ソシオパスは後天的要素が影響しているといわれている。ちなみに両者とも危険人物であるが、ソシオパスの方が幾分、良心的。しかし、サイコパスに比べ感情的であるため、仕事や家庭は破綻しやすいといわれている1)。

・サイコパスについて

高機能ソシオパス対策

ソシオパスは高レベル「マニピュレーター」
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高機能ソシオパスは『マニピュレーター』の特徴を有しています。

マニピュレーターとは心理的操作をする人のこと。具体的には間接的、欺瞞的、または手に負えない戦術を通じて他者の行動や認識を変えることを目的とした支配的行為をする者。

高機能ソシオパスはマニピュレーターの中でも衝動的でアクティブなタイプに属します。

下記記事にマニピュレーターの特徴や対策についてまとめています。是非、ご覧ください。

・身近に潜んでいる陰湿で邪悪な支配者『マニピュレーター』

サイコパスなどに関する記事

■サイコパスが上司の場合は悲惨です。ですがサイコパスは社会的に成功している場合があります。もし上司がサイコパスに該当する場合は早めの対策を。下記はサイコパス上司とクラッシャー上司についての特徴と対策

■サイコパスやサディスト、ナルシスト、反社会性の他にも危険なタイプが存在します。下記はサイコパスやサディスト、ナルシスト、反社会性の特徴をもつ危険なタイプについて

■「怒り」の種類と、その「怒り」裏に隠されているかもしれない障害のタイプをご紹介します。「怒り」で周りの人や自分に潜む「パーソナリティー障害」や「精神障害」がわかるかもしれません。

■職場のサイコパス、ナルシストなどが行う「心理的虐待(ガスライティングなど)」の虐待例と対策及び対処法

■ストレスフルな職場で注意すべきメンタルや身体の危険な症状

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■静かに攻撃する人達『受動攻撃性パーソナリティ障害』

静かに攻撃する人達『受動攻撃性パーソナリティ障害』
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参考文献

healthline『What Is a High-Functioning Sociopath?』
https://6hylxhdnmwmotenhzn5uhuglfm-jj2cvlaia66be-www-healthline-com.translate.goog/health/mental-health/high-functioning-sociopath

1)
verywellmind『How Sociopaths Are Different from Psychopaths』
https://www.verywellmind.com/what-is-a-sociopath-380184

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