
傍から見れば、ごく普通の会話をしている2人。
けれど、話している彼(彼女)は何故か浮かない顔。
良く聞いてみると、一方はまともな話を展開しているはずなのに、相手からは吐き気を催すようなリアクション。
【嫌味・皮肉・虚言・妄言・謀略・マウンティング・当てこすり・当てつけ・責任転嫁・責任回避】
口を開けばネガティブ一色。
職場や学校、近所付き合いなど、いわゆる社会生活の場で、誰しもが一度は経験するタイプだと思います。
間接的に相手を罵り、揚げ足を取り公然とマウンティング。そして周囲からも認知されるような状況下で被害者を見事に演じて相手を悪者にしたり、または言葉巧みに陥れ、言質を取る。
そして、それをネタにしてデマや陰口のオンパレード。
これがコミュニケーションだと言わんばかりに、日々がこのような振る舞いで埋め尽くされています。
なぜ、そこまで人に対して陰湿なのか。
なぜ、そうなってしまうのか。
理由はいたってシンプル。
それは『臆病』だからです。
カバートアグレッションを有する人

カバートアグレッションをざっくり説明すると『隠された攻撃性』のことです。
カバートアグレッションを有する人たちは一見すると愛想も良く、礼儀やマナー、一般常識を備えた真っ当な人間だったりします。
ですが、それは社会ルールにのっとっているだけのいわば演技であり虚像。
その実体はどす黒い闇を抱え、裏ではガスライティングや陰口、愚痴、虚言、洗脳、根も葉もない悪質な噂話、特定の人物を笑いネタにしたり、陥れたりする等、枚挙にいとまがないほどの邪悪性が常態化しています。
その中でも病的な自己愛を抱える人『ナルシスト(NPD)』などが頻繁に使用する『ガスライティング』は極めて悪質。
ターゲットにされた人は知らない間に孤立し、自己嫌悪や精神障害を患う可能性も充分考えられます。
厄介なのは確証(証拠)が得られないこと。
中でも特に陰湿で巧妙なタイプは『マニピュレーター』とも呼ばれますが、彼(彼女)らは間接的かつグレーゾーンな手口でターゲットを支配し、陥れます。
先述したように攻撃の確証は得られませんし、周囲は洗脳され(ターゲットに対する敵意を植え付けられ)、結果的に相談相手もいない孤立したターゲットによる(あらゆる抵抗の)動機は打ち消され、心神耗弱により思考は停止。
ゆえに真実が表沙汰になることはなく、加害者であるはずの彼(彼女)らは、非難されるどころか疑われることもなく、それどころか被害者が軽蔑の眼差しを向けられ、その社会から去ってゆく。
最悪、この世から去ってしまう可能性だって充分あるわけです。
カバートアグレッションを抱えてしまう原因

なぜ、彼(彼女)らはこのような性質を抱えてしまうのでしょうか。
原因をいくつか挙げてみましょう。
・人間不信に陥るほどのトラウマを抱え、人を常に疑い、潜在的に強い恐怖感を抱いている。もしくは自身の(脆弱な)自尊心が攻撃されることを恐れている。このような経緯から攻撃側に転じることで、自らを誇示し、相手より優位に立とうとする。
・幼少期における虐待やいじめ、孤独により、人に対して強い恐怖感を抱くように。しかし同時にこれが社会や人間の在り方であり、結果的に恐怖を与える側に立つことが合理的だと考えるようなった。
・彼(彼女)らは孤独に関するトラウマを抱えている。だから独りになることを恐れている。ゆえに仲間を欲しているわけだが、共感力が欠如した彼(彼女)らにとって、誰かと繋がることは容易なことではない。そこで特定の人物を共に虐げることで、手っ取り早く、仲間との悪質な連帯感を深め、それを足がかりにして関係を構築しようとする。
・あるがままの自分に価値がないと潜在的に感じている。ゆえにそのことに触れられ、侮辱されることを恐れている。このような経緯から外的価値(実績、地位、権力など)に執着するようになり、結果的に承認欲求や自己保身が強くなる。共感力の欠如および自己保身が強い彼(彼女)らにとって、誰かを犠牲に利益を追求したり、守ることはごく自然の心理である。
・過去の経験(トラウマ)が原因で人に対して強い猜疑心と恐怖心を持つように。ゆえに相手を誤解しやすく、些細なことで容易に人を敵として認識するようになった。
このように原因は様々ですが、ひとつだけ共通した心理が垣間見えます。
それは人に対する『恐怖心』です。
カバートアグレッションの対策・対処法

冒頭でも述べましたが、彼(彼女)らは『臆病』なのです。
具体的には先天的な性質もしくは過去の何らかの出来事が原因で、人に対して潜在的に恐怖心を抱いているということ。
・攻撃されるのが怖いから、攻撃する側に立っている。
・攻撃されたとき、もしも自分が孤独だったら容易に潰されてしまう。その恐怖心が群れを成そうと行動させる。
・攻撃され自尊心が潰されるのが怖いから、自らを守るために外的価値を得ようとする。
・攻撃された経験がトラウマとなり、潜在意識化で「他人=恐怖」「他人=敵」になっている。
先ほどのカバートアグレッションを抱えてしまう原因の内容を簡単に列挙するならこういうことです。
人に対する恐怖。その防衛手段がカバートアグレッションといっても過言ではありません。
恐怖しているからこそ『陰湿』なのです。
恐怖しているからこそ直接的な行動をとれない。
表立って意思表示することなく、日常的に陰口や皮肉、ガスライティング、マウンティング、デマ、虚言、周囲への洗脳など間接的なやり方で相手に攻撃する心理の根底には、このような恐怖が渦巻いているわけです。
そして社会とは人が集まる場。
つまり彼(彼女)らは日常的に恐怖に晒されているわけです。ただでさえ、共感力に乏しい性質にそのようなストレスフルな要素が加われば、もはや人としての倫理観を保つことは困難でしょう。
そのような輩の言動に振り回されてはいけません。
以下はマニピュレーターに対する記事ですが、先述したようにマニピュレーターはカバートアグレッションを有しています。
対策や対処法もまとめていますので、興味がある方は是非ご覧ください。


