職場における「怒り」の種類と対策

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職場における怒りの種類と対策
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怒るということは人間として当たり前の反応です。決して間違いではありません。怒りは人類、いや動物にも備わっている感情。ルールが存在しない大昔、人類は怒ることで侵略者や捕食者を追い払っていました。つまり、怒りは自分や家族、仲間、生活など大切なものを守るための防衛手段。もし、人類に怒りという感情が無かった場合、人類は他の生物によって駆逐あるいは捕食され、絶滅していたかもしれません。

人間が生きていく上で怒りは重要な感情だったのです。

しかし、時は流れ、現代の法治国家、特に日本において大切なものが傷つけられたり、脅威に晒されることは滅多にありません。そこが職場なら尚更です。それでもなお私を含め、多くの方が職場で怒った経験があります。

何故なんでしょう?

職場で怒る理由の種類と対処法

その1

自分が大切にしている内面的な何かが傷つけられたと感じるから

大切にしている内面的な何かが傷つけられ怒る場合
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自分にとって大切なものは先述の様な形あるものだけでなく、内面的なものでも同じです。例えば大切にしている思い出の写真を物理的に傷つけられると激怒するように、思い出そのものを言葉で侮辱された場合も同様に激怒するはずです。つまり、思い出や願望、意思、信念、尊厳、愛情、友情、価値観といった自分が大切にしている内面的な何かが傷つけれらたと怒るわけです。

でも、怒る前に少しだけ考えたいのは、相手が本当に自分の内面的な何かを傷つける目的で行動しているのかどうか。例えば上司から強い叱責を受けたなどの場合、上司としては部下育成の責務を全うするため、あるいは上からのプレッシャーにより、そのような強い振る舞いになっているのかもしれません。もしくは実際問題として、会社の不利益になる場合など。見極めは少し難しいですが、基本的にはポジティブに捉えましょう。

とはいえ、ハラスメントはいけませんし、常習的に叱責を続ける上司も問題です。特に上司がサイコパス上司やクラッシャー上司などに該当する場合は怒る前に職場(会社または部署)から異動願い又は転職等で離れた方が無難。詳しくは下記をご覧ください。

職場の危険生物によるストレスとメンタルヘルス

  

その2

記憶を元に判断して怒っている

記憶で判断し怒っている場合
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怒りや不安、恐怖、悲しみ、喜びなど感情は脳の扁桃体と呼ばれる器官が司っています。扁桃体は記憶を司る海馬と呼ばれる器官からの記憶情報を元に快(好き)不快(嫌い)を判断し、感情を発生させるわけです。

例えば過去に嫌がらせを受けたことがあり、その嫌がらせをした人の顔や仕草が同僚のAさんにそっくりだった場合、Aさんのことをあまり知らなくても、本能的に不快と判断してしまい、その結果、Aさんの些細な言動で怒ってしまうかもしれません。この場合「Aさんは似ているだけだ」と自分に言い聞かせ、理解することに努めましょう。

ここまではまだ良いのですが、厄介なのは個人単位ではなく、もっと広い範囲で不快な記憶を有している場合です。例えば学生時代に「クラスのほとんどの人から嫌われていた」などは扁桃体で「海馬の記憶によると他人は敵だったぞ!怒れ!」と脳内で本能的に判断してしまうわけです。

厄介な理由は職場(集団の中)である以上、このような不快な記憶を想起するシーンは常に発生してしまいます。

つまり、克服する時間(余裕)も無く、日常的に怒りを制御することになり、その結果、制御され続け内面に蓄積した怒りは精神障害の一種『うつ病』を引き起こす可能性があります。

対策としてはまず、リラックスして論理的に今だけを生産的に考えましょう。怒りの原因は過去であることの認識が重要です。

その3

潜在記憶を元に判断して怒っている

潜在記憶を元に怒っている場合
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先述の例で「過去に嫌がらせを受けたことがあり、その嫌がらせをした人の顔や仕草が同僚のAさんにそっくりだった」に関して、実は嫌がらせをした人の情報を忘れているが、潜在的な記憶として残っているという場合があります。この場合少し厄介で何故、怒ってしまうのか本人もわかりません。

話は少し脱線しますが、私の勝手な憶測で、記憶は遺伝すると考えています。もちろん明確な記憶ではなく漠然とした部分的な記憶です。

例えば多くの子供が蛇について知らなくても、蛇に遭遇すると怯えたり、泣き出したりします。「蛇は危険だ」と強く認識、記憶した先祖の遺伝かもしれません。

実際、下記のような研究結果が発表されているようです。

近年は親のストレスや記憶も遺伝する可能性が指摘されています。そんな中、Geisel School of Medicineの研究チームが新たに「親が後天的に得た経験も子どもに遺伝する」ことを示す実験結果を報告しています。

Gigazine「親が経験したことも遺伝して子孫に受け継がれる」という研究結果

この研究が真実だとすると・・・親または先祖が強烈な人間不信者の場合、自分もそうなるかもしれないということでしょうか。ちょっと怖いですね。

話は戻りますが、潜在記憶や遺伝による記憶。いずれにしても自覚が無いので厄介です。

ですが、「その2」の対処法と同様、この場合もまず、リラックスし論理的に今だけを生産的に考え、とにかく意識しないことです。深呼吸して、深く考えず気持ちを切り替えていきましょう。次項の「怒りに効果的な記事のまとめ」で怒りに効果的な思考術や生活習慣、栄養、ハーブをご紹介します。是非、ご覧ください。

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