近年話題になっている緑色のアレの旬は11月~3月。北海道で最も多く収穫され、次に愛知、埼玉だそうです(※2012年のデータ)。
緑色の正体
その正体は・・・・こちら!
ブロッコリーです。私は子供の頃「ブッコロリ」と呼んでいたそうですw。大好物ですね。マヨネーズだけで何個でも食べれます。ちなみに放置しておくと開花することもありますが、その花も食べれますよ(^^)!
ブロッコリーに含まれる栄養
※太字はメンタルヘルスで重要な栄養素
食物繊維・・・便秘予防、糖の吸収を穏やかにする
タンパク質・・・野菜の中では多い方
ビタミンA・・・粘膜、皮膚、視力、肝機能、免疫の改善又は強化
ビタミンB群・・・エネルギー代謝、ホルモンや神経伝達物質の生成に関与
ビタミンK・・・血液や血管に関与、骨の形成を促進
ビタミンE・・・抗酸化作用で全身の劣化を防ぐ
カリウム・・・浸透圧を調節し、血圧や筋収縮に関与する
マグネシウム・・・神経伝達、ホルモン分泌、血圧、骨、筋収縮に関与。
鉄分・・・血液に必要。欠乏すると脳機能が低下する。
亜鉛・・・タンパク質や骨の合成ホルモン代謝にも関与。
マンガン・・・代謝機能、生殖機能、血液、骨に関与
セレン・・・抗酸化作用、ホルモン(特に甲状腺ホルモン)に作用
などなど盛りだくさん。
その中でもホルモンや神経、抗酸化に関する栄養素は特にメンタルヘルスでは重要です。
そして、近年話題になっている機能性成分
『スルフォラファン』
スルフォラファンとは?
スルフォラファン (英: sulforaphane) とは、ブロッコリーやそのスプラウトに微量含まれるフィトケミカルの一種。体内の解毒酵素や抗酸化酵素の生成を促進し、体の抗酸化力や解毒力を高める。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スルフォラファンと統合失調症、うつ病
スルフォラファンの有する強力な抗酸化作用と抗炎症作用によって、統合失調症患者における認知機能改善の可能性が示唆されたようです1)。
また抗精神薬によって発生する酸化ストレスを軽減することも報告されているようです2)。
そして、うつ病の研究(マウス)では抗うつ薬および抗不安薬のような活性を示したとのこと3)。
スルフォラファンと癌
癌患者の体内ではNF-kBと呼ばれる炎症や免疫に関与する転写因子の活性化が認められますが、某研究によるとスルフォラファンはこのNFkBを介したシグナル伝達経路の活性化と促進を阻害するようです4)。
つまり、癌の悪化や原因とされる慢性炎症を抑止させるかもしれないとのことです。
スルフォラファンと糖尿病
スルフォラファンが血糖コントロールを改善するようです。
スルフォラファンは、核因子赤芽球2関連因子2(NRF2)の核転座によって肝細胞からのグルコース産生を抑制し、糖新生における重要な酵素の発現を減少させました
引用:5)
スルフォラファンと肝臓
スルフォラファンが体内に潜在的に存在する解毒酵素を活性化することで、肝臓の解毒力を高め(解毒作用)、肝機能の向上(肝障害抑制など)に寄与する、という研究結果もある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブロッコリーは筋トレにも良い!
筋トレをすると、テストステロンが分泌されます。
テストステロンには筋肉を発達させ、生殖機能や集中力、やる気を向上させる効果があるのですが、
・・なんと!
ブロッコリーにはテストステロンを増強させる効果があるようです。
具体的にはブロッコリーに含まれるジインドリルメタンとI3Cが女性ホルモンのエストロゲンを抑え、テストステロンを増強させるようです6)。
また、ブロッコリー抽出物の強力な抗炎症作用は筋肉の損傷の回復に良いとのこと7)。つまり、筋肉痛にも良い。
まとめ
ブロッコリーには食物繊維、タンパク質、各種ビタミン、各種ミネラルが豊富に含まれています。これらの栄養素を含んでいるだけでもメンタルや体の健康維持に素晴らしい食材。
そこから更に「スルフォラファン」という物質が加わったことで、ブロッコリーの可能性が飛躍的に高まった気がします。
おすすめ記事
【JavaScriptライブラリ『jQuery』プログラミング】レトロなブラウザゲームをつくってみたよ!^^)
職場特有の人間関係や将来性に強いストレスや不安を感じている方は「在宅プログラマー」への転職(再就職)がオススメ
邪悪な人に関する記事
身近に潜んでいる陰湿で邪悪な支配者『マニピュレーター』
カバートアグレッションになる原因と対策・対処法
マニピュレーターの弱点と対策について。操りたがる人たちが恐れる『無敵の人』
『マニピュレーター』対策と弱点について。邪悪な人たちを寄せ付けない『忍びの心得』
『暗示』を得意とする邪悪な人。マニピュレーターによる洗脳とその手口について
マニピュレーターになる原因とは。共感力が欠落する経緯について。
閉塞感をともなうモラハラ。受動攻撃性パーソナリティ障害(PAPD)による『受動的攻撃行動』
今後、激増するかもしれない『職場のガスライティング』その種類と対策について
現代社会が生んだモンスター『カバートアグレッションを有するマニピュレーター』による深刻な『いじめ』
陰湿な嫌がらせと『カバートアグレッション』の違いと対処法について
『脆弱型ナルシストを見抜く』ための基準となる8つの特徴
脆弱型ナルシストに利用され、腐敗しはじめている会社の特徴5選
なぜ、あの人は「いじめ加害者」に寄り添うのか。~フライングモンキーの心理について~
脆弱な自尊心を抱えるナルシスト(NPD)に味方する厄介な取り巻き『フライングモンキー』の対策・対処法
誰もが『フライングモンキー』になるかもしれない理由 ~フライングモンキーの心理学~
フレネミー? いいえ、その人は『パラノイア』です。ちょっとしたことで敵へと豹変する人たちについて
職場のサイコパス、ナルシストなどが行う「心理的虐待(ガスライティングなど)」の虐待例と対策及び対処法
ストレスフルな職場で注意すべきメンタルや身体の危険な症状
邪悪どころではない危険な性質『サディスティックパーソナリティ障害(SPD)』とは。サディストの種類やその危険性について
「近づいてはいけない人達」を初見で見極める
毒親による病的ナルシスト『自己愛性パーソナリティー障害』
ナルシストとソシオパスを見極める
職場や家庭でサイコパスの有害性に匹敵する「ソシオパス(社会病質者)」
静かに攻撃する人達『受動攻撃性パーソナリティ障害』
ナルシスト(NPD)による『ガスライティング』の特徴と対策
サイコパスが上司の場合は悲惨です。ですがサイコパスは社会的に成功している場合があります。もし上司がサイコパスに該当する場合は早めの対策を。下記はサイコパス上司とクラッシャー上司についての特徴と対策
サイコパスやサディスト、ナルシスト、反社会性の他にも危険なタイプが存在します。下記はサイコパスやサディスト、ナルシスト、反社会性の特徴をもつ危険なタイプについて
サイコパスを事前に把握し、対策することで、被害を回避、軽減できます。下記はサイコパスにおける20の特徴と対処法について
「怒り」の種類と、その「怒り」裏に隠されているかもしれない障害のタイプをご紹介します。「怒り」で周りの人や自分に潜む「パーソナリティー障害」や「精神障害」がわかるかもしれません。
婚活で注意したいサイコパス『ハイスペック(高収入)男子』
メンタルヘルスに関する記事
無愛想な人と仕事をするときの心構え
周りの目(他人の目)が気になる人への処方箋
多くの人がついやってしまう『人から嫌われる不快な行動5選』
本物のぼっち【シゾイドパーソナリティ障害】。職場で『ぼっち』になったらどうしよう。この記事を読んでいるあなたなら大丈夫。【新社会人および就活者向け】
なぜ『おとなしい人』は意地悪な人から目を付けられるのか。なぜなら『承認欲求が強い人』と『おとなしい人』との相性は最悪だからです
HSPで仕事や人間関係に疲れる。そして生きづらい。もう限界だと思っている方へのシンプルな対処法
メンタルを強くする2つの方法と即席で強化する思考術
『傷つかない考え方』と『傷つきやすい人』について。とある『傷つきやすい人』実は○○○○○かもしれません
職場特有の人間関係や将来性に強いストレスや不安を感じている方は「在宅プログラマー」への転職(再就職)がオススメ
不安や辛い過去に響くお釈迦様の教え「一夜賢者の偈」
落ち込む(気持ちが沈む)メンタルに効果的な4つのメンタルヘルス(アジェンス思考・習慣・栄養・ハーブ)
不満(イライラ・ムカつく・ドキドキ)なメンタルに簡単でスグにできる効果的な4つのメンタルヘルス(瞑想常駐(めいそうじょうちゅう)・習慣・栄養・ハーブ)
将来が不安な方はスクールに行って手に職をつけよう。プログラミングやデザイン、英語は特にオススメ。
精神を病む前に辞めてしまおう。お金ではなく、スキルを稼ごう。スキルは転職やフリーランス、起業における最強フリーパス
『○丼』によるメンタル対策「不安・緊張(プレゼン・スピーチ・商談・転職・就職活動・面接)にかなりオススメ」
職場でメンタルを回復する方法。オキシトシンをフル活用しよう!
不安なメンタルを解消・軽減しよう!「思考・習慣・栄養・ハーブ」による4つのメンタルヘルス
「不安」を感じやすい方のための栄養とハーブ
重い生理痛やPMS、職場特有の人間関係、ライフステージによる仕事のストレスや不安がある方は「在宅プログラマー」へ転職(または再就職)しよう
参考文献
1)
Akihiro Shiina,1,2 Nobuhisa Kanahara,3 Tsuyoshi Sasaki,1 Yasunori Oda,4 Tasuku Hashimoto,4 Tadashi Hasegawa,5 Taisuke Yoshida,6 Masaomi Iyo,1,4,5,7 and Kenji Hashimoto8
『An Open Study of Sulforaphane-rich Broccoli Sprout Extract in Patients with Schizophrenia』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4423155/
2)
Sergi Mas 1, Patricia Gassó, Gemma Trias, Miquel Bernardo, Amalia Lafuent
『Sulforaphane protects SK-N-SH cells against antipsychotic-induced oxidative stress』
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21923690/
3)
Shuhui Wu 1, Qiang Gao 2, Pei Zhao 3, Yuan Gao 4, Yanjie Xi 5, Xiaoting Wang 5, Ying Liang 5, Haishui Shi 6, Yuxia Ma 7
『Sulforaphane produces antidepressant- and anxiolytic-like effects in adult mice』
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26721468/
4)
Reza Bayat Mokhtari,Narges Baluch,5 Tina S. Homayouni,1 Evgeniya Morgatskaya,1 Sushil Kumar,1 Parandis Kazemi,1 and Herman Yeger
『The role of Sulforaphane in cancer chemoprevention and health benefits: a mini-review』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5842175/
5)
Annika S Axelsson 1, Emily Tubbs 1, Brig Mecham 2, Shaji Chacko 3, Hannah A Nenonen 1, Yunzhao Tang 1, Jed W Fahey 4, Jonathan M J Derry 5, Claes B Wollheim 1 6, Nils Wierup 1, Morey W Haymond 3, Stephen H Friend 5, Hindrik Mulder 1, Anders H Rosengren
『Sulforaphane reduces hepatic glucose production and improves glucose control in patients with type 2 diabetes』
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28615356/
6)
株式会社APPY
『なぜブロッコリーは筋トレ民に人気?筋肉に効くの?管理栄養士に聞いてみた
https://melos.media/wellness/42938/
7)
Muscle & Fitness『THE BENEFITS OF BROCCOLI (AND OTHER CRUCIFEROUS VEGETABLES)』