不安障害(パニック障害、恐怖症、強迫性障害、PTSD、急性ストレス障害、全般性不安障害)について

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不安障害
提供:イラストAC「ウラテツ」様

不安障害

私たちの多くは不安を感じます。人間関係や仕事、学校、家庭などでトラブルや問題、人間関係に直面したとき一時的に不安を感じますが、このような反応は正常です。

しかし不安障害の場合、不快な反応が過度に身体や精神にあらわれ、一時的に解消されることはなく繰り返し引き起こす可能性があります。また時間の経過とともに悪化し、仕事や人間関係などの日常生活に支障をきたす場合があります。

不安障害の種類

厚生労働省によると不安障害の下位分類に「パニック障害」「恐怖症」「強迫性障害」「PTSD」「急性ストレス障害」「全般性不安障害」などがあるようです。

パニック障害

パニック障害の方は突然、繰り返し恐怖の発作を起こし数分以上続くようです。これらはパニック発作と呼ばれ、危険がない場合でも、制御を失うことへの過剰な恐れを特徴とし、パニック発作中に心臓発作のような強い身体的反応を示す可能性もあります。

パニック障害のある人は、学校や職場に行く、食料品店に行く、運転するなどの通常のルーチンを実行できないため、落胆や羞恥心を覚えることがあります。

また多くの場合、10代後半または成人期初期に始まります。男性よりも女性の方がパニック障害を発症するようです(1)。

パニック発作の症状は下記の通り

・動悸がする、心拍数があがる
・汗が出る
・体が震える
・息切れがする、息苦しい
・窒息する感じがする
・胸が痛い、胸苦しさがある
・吐き気、おなかの苦しさ
・めまい、ふらつき、気が遠くなる感じ
・現実でない感じ、自分が自分でない感じ
・自分がコントロールできない、変になるかもしれないことへの恐怖
・死ぬことへの恐怖
・感覚まひ、うずき
・冷たい感覚、あるいは熱い感覚がする

厚生労働省「こころもメンテしよう」

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

死や重症の脅威、親しい人の重症や死、衝撃的な出来事などの心的外傷でPTSDを引き起こす可能性があります。通常、心的外傷から3か月以内の早い段階で始まるケースや数年後に発症することもあるようです。症状はふとした拍子や心的外傷原因に関連する事象に触れた時に当時の感情や記憶がフラッシュバックすることで様々な感情が錯綜し、精神が不安定に。1か月以上症状が継続し人間関係や仕事に支障をきたすほど深刻とされています。6か月以内に回復する人もいれば、慢性化する場合もあるようです(2)。

ASD(急性ストレス障害)

PTSD同様に心的外傷から数週間後、ASDと呼ばれる不安障害を発症する可能性があります。ASDは通常、心的外傷性から1か月以内に発生します。最低3日間続き、最大1か月間継続する可能性があります。ASDの人はPTSDに見られる症状と同様の症状を示し、症状が1か月以上継続し、極度のストレスと機能障害を引き起こす場合にPTSDと診断されるようです(3)。

社会不安障害(社会恐怖)

人に注目されることや人前で恥ずかしい思いをすることが怖くなって、人と話すことだけでなく、人が多くいる場所(電車やバス、繁華街など)に、強い苦痛を感じる病気です。怖さのあまりパニック発作を起こすこともあります。失敗や恥ずかしい思いがきっかけになることも多いのですが、思春期の頃は、自分で自分の価値を認められなかったり自分に自信がもてなかったりすることから起きてくる場合も多くあります。

社会不安障害では、自分でも、そんなふうに恐怖を感じるのは変だなとわかってはいるけれど、その気持ちを抑えることが難しくなります。徐々に、恐怖を我慢しながら生活したり、外出や人と会うこと(怖いと感じること)を避けるようになったりします。

厚生労働省「こころもメンテしよう」

OCD(強迫性障害)

強迫性障害では、自分でもつまらないことだとわかっていても、そのことが頭から離れない、わかっていながら何度も同じ確認をくりかえしてしまうことで、日常生活にも影響が出てきます。意志に反して頭に浮かんでしまって払いのけられない考えを強迫観念、ある行為をしないでいられないことを強迫行為といいます。たとえば、不潔に思えて過剰に手を洗う、戸締りなどを何度も確認せずにはいられないといったことがあります。

厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」

また、OCDの症状は小児期の10歳前後、または若年成人期の20歳前後に現れる傾向があり、気分障害や不安障害と診断されることもあるとのことです。多くの場合、女児よりも男児が早く発症し、*チック症も患っている傾向が多いようです(4)。

チック症・・・症状は突発的で不規則、制御困難な筋肉の動きや発声など。幼児期から発症することが多く、男児に多い。時間の経過とともに軽減されるか解消するとされている。運動チックと音声チックに分類される。運動チックは瞬きや顔のしかめっ面、肩をすくめる、頭や肩の痙攣など突然の短い反復的な動きがある。音声チックは繰り返しの咳払い、うなり声など。

GAD(全般性不安障害)

GADの症状は次のとおりです。

・落ち着きがない、傷ついている、またはぎこちない感じ
・疲れやすい
・集中力低下、無関心
・イライラする
・筋肉がこわばる
・心配や不安な気持ちの制御が困難
・転倒、不眠

全般性不安障害(GAD)を発症している方は自分の仕事、家庭、人間関係など様々な日常生活において最低6か月間、過度の不安や心配をほぼ毎日感じるようです(5)。

不安障害と治療

不安障害の治療方法は様々ですが、心理療法、薬物療法、またはその両方による治療となります。

また規則正しい生活も良い方向に向かうための一つの手段ではないでしょうか。
ライフスタイルの改善がどれだけ影響を与えるかは不確かですが、栄養と睡眠の改善や社会的支援、ストレスの軽減を図ることは良いことだと思います。

不安とセルフケア

不安障害など精神障害の診断を受けている方は医師の指示に従ってください。

下記に紹介しているセルフケアはあくまでも不安なメンタルが気になる方向けです。

不安にオススメの思考術

不安を軽減する思考術をご紹介します。簡単なのでオススメです。

ストレス軽減にオススメの思考術『瞑想常駐(めいそうじょうちゅう)』。これも簡単なので是非。冷え性や緊張緩和にも効果的な思考術です。

転職・就職活動の「不安・緊張メンタル対策」。面接当日にオススメの朝食と思考術

不安障害の一種『パニック障害』の対処法(治療とセルフケア)

不安を感じやすい方にオススメの栄養とハーブ

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参考文献

(1)
NIMH
『Panic Disorder: When Fear Overwhelms』
https://www.nimh.nih.gov/health/publications/panic-disorder-when-fear-overwhelms/index.shtml

(2)
NIMH
『Post-Traumatic Stress Disorder』
https://www.nimh.nih.gov/health/topics/post-traumatic-stress-disorder-ptsd/index.shtml

(3)
healthline
『Acute Stress Disorder』
https://www.healthline.com/health/acute-stress-disorder

(4)
NIMH
『Obsessive-Compulsive Disorder: When Unwanted Thoughts or Repetitive Behaviors Take Over』
https://www.nimh.nih.gov/health/publications/obsessive-compulsive-disorder-when-unwanted-thoughts-take-over/index.shtml

(5)
NIMH
『Anxiety Disorders』
https://www.nimh.nih.gov/health/topics/anxiety-disorders/index.shtml