DHAとは
ドコサヘキサエン酸(DHA)とは多価不飽和脂肪酸に分類されるオメガ3脂肪酸の一種。他にも多価不飽和脂肪酸にはαリノレン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)などがあります。生活習慣病の予防や脳のサプリメントとしても有名。
DHAを多く含む食品
DHAを多く含む食品のランキングです。「たら」「あんこう」「くじら」「やつめうなぎ」など少々マニアックな魚が上位を占めていますが、青魚としてポピュラーな「サバ」「マグロ」「さけ」「さんま」などもランクインしてます。※「さんま」は2200mgで13位
順位 | 食品名 | 成分量 100gあたりmg |
---|---|---|
1 | (動物脂類) たらのあぶら | 6200 |
2 | 魚介類/あんこう/きも、生 | 5100 |
3 | 魚介類/(まぐろ類)/みなみまぐろ/脂身、生 | 4000 |
4 | 肉類/くじら/本皮、生 | 3400 |
5 | 魚介類/(まぐろ類)/くろまぐろ/脂身、生 | 3200 |
6 | 魚介類/やつめうなぎ/干しやつめ | 2800 |
7 | 魚介類/(さば類)/加工品/開き干し | 2700 |
8 | 魚介類/(さば類)/たいせいようさば/生 | 2600 |
9 | 魚介類/(さけ・ます類)/しろさけ/すじこ | 2400 |
10 | 魚介類/(さば類)/加工品/しめさば | 2300 |
10 | 魚介類/あゆ/養殖、内臓、焼き | 2300 |
10 | 魚介類/(さば類)/たいせいようさば/水煮 | 2300 |
※このデータベースは、文部科学省が開発したものであり、試験的に公開しているものです。
DHAの主な働き
1.赤血球の形態変化による血液への影響
2.細胞膜に必要な成分
3.脳に影響する
4.代謝物質レゾルビンなどの影響による抗炎症作用
5.コレステロール値に関係
6.EPAと同時摂取で相乗効果が期待される
7.アトピー症状について良い報告もある
DHAと進化
ネアンデルタール人は約2万数千年前に絶滅したとされています。諸説ありますが、一説によるとネアンデルタール人の生活は狩猟メインでしたが、原始的な道具や大型哺乳類に特化した狩猟技術により食糧は限られ、調達は不安定で不規則だったようです。そのため氷河期等の環境変化に適応できず、飢餓により絶滅した可能性があるとのことです。
また、もう一つ有力な説として革新的な武器や道具を有したホモ・サピエンス(今の人類)との争いにより絶滅したという説が存在します。この説には私の好きなオメガ3脂肪酸が絡んでいるということもあり、今回はこちらの絶滅説をご紹介いたします。
ホモ・サピエンスは革新的な道具、技術、言語、集団生活など発達した文明を築いており、環境の変化にも柔軟に対応できていたとのこと。ただ体力や力ではネアンデルタール人が勝っていたようです。
ふつうの喧嘩ではネアンデルタール人が勝つでしょう。
ですが、戦争となると話は別。ホモ・サピエンスが有する武器レベルや集団戦術などの文明を前にしてネアンデルタール人は為す術が無かったのかもしれません。
ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの文明に何故このような差がついてしまったのでしょうか。
一説によるとホモ・サピエンスは魚介類の消費が多く、淡水または海洋のタンパク質源が食糧の10〜50%を構成していたようです。すなわち魚、海鳥、甲殻類、カメなどが主食だったのではないかと考えられています。
このような魚介類にはオメガ3脂肪酸(DHAやEPA等)が多く含まれます。人間の脳は主に脂質で構成されていますが、オメガ3脂肪酸もその素晴らしい脂質の一種。もちろん、ただの資質ではではありません。神経構造やネットワークの発達に関与し、脳機能と精神的なパフォーマンス向上に重要であることを強調する文献は多く存在しています。
つまり、この説によると魚介類を主食することで得られたオメガ3脂肪酸による脳の成長、それに伴う革新的な道具や技術力の向上が文明の発達につながり、ネアンデルタール人を駆逐したと考えられているようです。
対照的にネアンデルタール人は、主にマンモスやネコ科の動物(ハイエナ等)、トナカイを食糧として調達していたようです。発掘されたネアンデルタール人の骨には、淡水水生種や海洋タンパク質源の痕跡がありません。陸上動物からタンパク質は摂取できます。ですが、脳に必要とされる充分なDHAを陸上動物から摂取することは困難です。つまり脳を成長させる栄養素については不足していたかもしれません。
以上のことから主食に含まれる栄養素の違いにより、両者の脳に違いが生まれ、大きく異なる文明になってしまったのかもしれません。
人間の脳の拡大には、あらかじめ形成されたDHAの豊富な供給源が必要であることを意味します。 DHAの最も豊富な供給源は海洋食物連鎖ですが、サバンナ環境はそれをほとんど提供していません。<中略>最近の化石の証拠は、大脳の拡大が起こったときに湖沼と海洋の食物連鎖が広範に利用されていたことを示しており、古風な人間から現代の人間への移行が陸と水の境界で起こった<中略>血管系の発達は、脳の拡張の前提条件でした。
M A Crawford 1, M Bloom, C L Broadhurst, W F Schmidt, S C Cunnane, C Galli, K Gehbremeskel, F Linseisen, J Lloyd-Smith, J Parkington
『Evidence for the unique function of docosahexaenoic acid during the evolution of the modern hominid brain』
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10419087/
DHAと脳の健康
人間の脳は脂質が豊富な器官です。
脳を完全に乾燥させて重さを計ると、重量の半分以上は脂質で構成され、中でもオメガ3脂肪酸(DHAやEPA)が豊富。
もちろん、ただの脂質ではありません。神経構造やネットワークの発達に関与し、脳機能と精神的なパフォーマンス向上に重要であることを強調する文献は多く存在しています。
またDHAは他のオメガ3脂肪酸の中で唯一、脳関門を通過することが出来るため、その側面からも脳機能に深い関わりがあるといえます。
特に脳の前頭葉という部位はDHAの影響が大きいとされているようです。(1)
前頭葉は身体の動作や表情のコントロールやコミュニケーション、集中力、計画力、問題解決力など多くの役割を担い、社会生活を営む上でとても重要。
つまり脳の発達だけでなく、健康的な社会生活の維持には胎児期~高齢期まで脳内のDHAレベルを一定に保つ必要があるようです。
DHAとうつ病
オメガ3脂肪酸(DHAやEPA)の不足が原因である「うつ病」や「ストレス」についてはオメガ3脂肪酸を積極的に摂取することをオススメいたします。
オメガ3脂肪酸は、神経伝達、神経発生、細胞生存、神経炎症を調節することにより、人の生涯を通じて脳の機能と構造に重要な役割を果たします。 不安との関連では、ストレス反応を調節する上で特に重要な場合があります。 研究は、急性ストレス反応が魚油(DHAやEPA)補給によって緩和されることを示しました。
Lara Natacci,Dirce M. Marchioni,Alessandra C. Goulart,Maria Angélica Nunes,Arlinda B. Moreno,Letícia O. Cardoso,Luana Giatti, Maria del Carmen B. Molina,Itamar S. Santos,André R. Brunoni, Paulo A. Lotufo, and Isabela M. Bensenor
「Omega 3 Consumption and Anxiety Disorders: A Cross-Sectional Analysis of the Brazilian Longitudinal Study of Adult Health (ELSA-Brasil)」
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6024589/
うつ病は多因子性障害で〈中略〉オメガ3脂肪酸が不十分なためにうつ病になる可能性のある患者は、高レベルのオメガ3脂肪酸を含む食事によく反応し、うつ病の治療に関して前向きな兆候を示す可能性があります。
Ab Latif Wani, Sajad Ahmad Bhat,1 and Anjum Ara
『Omega-3 fatty acids and the treatment of depression: a review of scientific evidence』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5481805/
オメガ3脂肪酸の低下は大うつ病で見られます。 6週間の魚油補給が症候性大うつ病性障害の16人の患者の臨床的特徴に及ぼす影響を調べ、臨床反応の相関としてDHAとEPAの血漿リン脂質レベルをテストしたところ、 うつ病の症状は補充後に改善しました。
Licinia Ganança 1, Hanga C Galfalvy 2, Maria A Oquendo 3, Adrienne Hezghia 4, Thomas B Cooper 5, J John Mann 6, M Elizabeth Sublette 7;2017 Apr「Lipid Correlates of Antidepressant Response to omega-3 Polyunsaturated Fatty Acid Supplementation: A Pilot Study」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28410668/
DHAと産後のうつ病
下記は胎児へDHAが供給されたことによって、母体のDHAが枯渇し「うつ病」を発症。という内容でしょうか。シーフードと書かれていますが魚に(微量に)含まれるメチル水銀を考慮するとサプリメントでの摂取が好ましいようです。※メチル水銀の影響があるのは胎児のみ
母体から胎児への転送により、妊娠・出産期には母親には無視できないオメガ3脂肪酸の枯渇の危険性が高まり、その結果として産後のうつ病の危険性に関与する可能性がある。シーフードをたくさん摂取するところほど母乳内のDHAは高く、産後うつ病の有病率は低かった。
岡田斉、萩谷久美子、石原俊一ほか「Omega-3多価不飽和脂肪酸の摂取とうつを中心とした精神的健康との関連性について探索的検討-最近の研究動向のレビューを中心に」『人間科学研究』(30),2008,pp87-96. NAID 120001859287
DHAとアルツハイマー
アルツハイマー型認知症は認知症の6割強を占め、世界における患者数は2050年に1億人をはるかにこえると予測されています。
DHAと血液
血液中にはトリグリセリド(中性脂肪)やコレステロールなどの脂質が存在しています。
コレステロールといえばどうしても悪者のイメージになりますが、各細胞の細胞膜やホルモンを構成する材料として必要不可欠。
ですが血液中のコレステロールとトリグリセリドが基準値を超え過剰になると脂質異常症(旧:高脂血症)となります。脂質異常症は動脈硬化を加速させ、やがて脳卒中や心臓病などの重大な心血管疾患を発症させる主な原因となります。
つまり血液中の脂質バランスが大事ということ。
血液に対するDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸の効果はもはや有名です。事実、医薬品としても利用され、多くの機関や団体、企業がDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸が血液中の脂質改善に効果的であるというデータを公開しています。
下記はDHAがトリグリセリドのレベルを低下させ、HDLコレステロール値を高める働きがあるので動脈硬化を防ぎ、心臓病などの重大な心血管疾患の予防になるという内容です。
魚の摂取量の増加に関連して、循環血液バイオマーカー(血清リン脂質など)のDHAのレベルが高いと、冠状動脈アテローム性動脈硬化症の進行リスクが低下し、心臓突然死のリスクが低下します。
Bruce J Holub
『Docosahexaenoic acid (DHA) and cardiovascular disease risk factors』
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19545988/
DHAと癌
呼吸によって取り入れた酸素の一部は体内で活性酸素という物質になってしまいますが、活性酸素は免疫機能や細胞の増殖や分化に重要な役割を担います。
しかし活性酸素が過剰に体内で生成されると、今度は逆に細胞を傷つけるようになります。そして更には癌などの重大な病気や老化の進行に大きく関与するといわれるようになりました。
下記は乳癌に対するDHAの研究データです。
内容が難しいですね。詳しいメカニズムは解明されていないようですが、要はDHAが抗酸化物質を増加させ活性酸素を抑制および阻止し、細胞の新陳代謝と免疫機能を活性化させ、乳癌細胞を死滅させるよう誘導したという内容でしょうか・・。
DHAが乳腺の発がんを抑制するのに有益であることを示しています。ただし、アポトーシス誘導を仲介するDHAのメカニズムは完全に解明されていません。<中略>DHAはt-SOD、CAT、GSH-PXなどの主要な抗酸化酵素レベルを大幅に増加させ<中略>乳がん組織のMDA濃度を低下させたことが明らかになりました。さらに、DHAはサイクリック(c)AMP / cGMPレベルの比率を大幅に増加させ、トール様受容体4(TLR-4)およびペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)-αの発現を促進し、DHAは乳がん細胞のアポトーシスを誘導しました。
【アポトーシス】全身を良い状態に保つために発生する細胞の死。不足しても過剰でも悪化する恐れがある
【t-SOD】抗酸化物質
【CAT】抗酸化物質
【GSH-PX】抗酸化物質
【MDA】酸化ストレスの指標になっている物質
【cAMP】細胞の代謝や変化に影響を与える
【cGMP】細胞の代謝や変化に影響を与える
【TLR-4】免疫を作動させる受容体タンパク質
【PPARα】脂質代謝に関与
Lijing Geng, Wei Zhou, Bing Liu, Xinyun Wang, and Bo Chen
『DHA induces apoptosis of human malignant breast cancer tissues by the TLR-4/PPAR-α pathways』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5778790/
また癌が悪化する原因の一つとしてプロスタグランジンE2(PGE2)の過剰生成が注目されていますが、DHAなどのオメガ3脂肪酸はPGE2を抑制する働きがあるようです。
プロスタグランジンE2という発ガンを促進させる作用をもつ物質があり、これは生体内でサイクロオキシゲネースという酵素の活性によって合成されますが、DHAはこの酵素の働きを抑える作用があることから、ガンの発生を抑える物質ということになります。特に、アラキドン酸由来のブロスタグランジン合成を抑制する作用が大きいことから、胆汁酸合成と関係が深い大腸ガンや乳ガンなど欧米に多いガンの予防に効果が期待されております。
財団法人 北海道心臓協会 藤女子大教授 栗村幸雄
『DHA 青背の大衆魚に多い』
http://www.aurora-net.or.jp/life/heart/isyoku/57/index.html
DHAとアレルギー
Ⅰ型アレルギー発症までの大まかな流れについて
食事などでアレルゲンを摂取
↓
樹状細胞がアレルゲンを察知
↓
Th2細胞がIL-4などの
サイトカインを放出
↓
サイトカインにより
B細胞が活性化
↓
B細胞から分化した
形質細胞からIgE抗体を産出
↓
IgE抗体がアレルゲンと結合
↓
マスト細胞内の
ヒスタミンが放出される
↓
かゆみなどのアレルギー症状
またアレルギー疾患のある人では、このIgE抗体が基準よりも多く産生されてしまいます。
下記は「DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸を摂取することで特定のサイトカインに関連するシグナル伝達を阻害し、サイトカインを制御。B細胞への刺激を防ぎ、IgE抗体産出を抑制することでアレルギー症状改善の可能性がある」という内容でしょうか。
DHA、EPA、およびDPAは、アレルギーカスケードにおけるSTAT6誘導経路を調節するIL-4R / IL-13Rシグナル伝達の潜在的な阻害剤でした。このような発見は、アレルギー治療のための食事療法の将来の設計において重要です。
【DPA】ドコサペンタエン酸
【アレルギーカスケード】おそらくアレルギーの連鎖反応のこと
【STAT6】シグナル伝達兼転写活性化因子
【IL-4R】サイトカイン関連
【IL-13R】サイトカイン関連
Nayyar Ahmed,1 Colin J. Barrow,2 and Cenk Suphioglu1,*
『Exploring the Effects of Omega-3 and Omega-6 Fatty Acids on Allergy Using a HEK-Blue Cell Line』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4783952/
DHAはお子様に重要
DHAは胎児期にも必要!
下記の通り、乳児期や幼児期だけでなく母体を通じて胎児期にも必要とされています。ちなみに7歳時点での知能指数は成人後の知能や収入を予測できてしまうようです。つまり幼児期のうちに脳の土台が完成するということでしょうか・・・
妊娠後期には、胎児は1日あたり体重1キログラムあたり約40〜60mgのn-3LCPUFAを必要とします。妊娠後期と生後最初の数ヶ月の間に、人間の脳の著しい成長とDHAとAAの脳容積の大幅な増加があります。
n-3LCPUFA・・・n-3系長鎖多価不飽和脂肪酸。DHAやEPAのこと
Juliana Rombaldi Bernardi, Renata de Souza Escobar, Charles Francisco Ferreira, and Patrícia Pelufo Silveira*
『Fetal and Neonatal Levels of Omega-3: Effects on Neurodevelopment, Nutrition, and Growth』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3483668/
乳児期の問題解決スコアが高いほど、小児期のIQスコアが高いことに関連している〈中略〉乳児の脳が急成長する前の適切な母親のDHAステータスの重要性を強調しています。乳児と授乳中の女性のDHAステータスを確保するために、妊娠中および授乳中の女性は、シーフードまたはその他のDHA源を十分に摂取する必要があります。
Hanne Cecilie Braarud,1,2 Maria Wik Markhus,3 Siv Skotheim,1,4 Kjell Morten Stormark,1,5,* Livar Frøyland,3 Ingvild Eide Graff,3,6 and Marian Kjellevold3
『Maternal DHA Status during Pregnancy Has a Positive Impact on Infant Problem Solving: A Norwegian Prospective Observation Study』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5986409/
7歳頃のIQは・・
幼少期の知能指数はそのまま大人へ引き継がれるということでしょうか。たくさん魚を食べておけば良かったと思う今日この頃。
小児期は脳の成長と成熟の時期です。長鎖オメガ3脂肪酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)は、正常な脳機能に不可欠であると認識されている脳内の主要な脂質です。動物では、脳のDHAが低いと、学習と行動が損なわれます。乳児では、DHAは最適な視覚および認知発達にとって重要です。
Connye N. Kuratko,1,* Erin Cernkovich Barrett,1 Edward B. Nelson,1 and Salem Norman, Jr.1
『The Relationship of Docosahexaenoic Acid (DHA) with Learning and Behavior in Healthy Children: A Review』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3738999/
妊娠中のDHA摂取量を増やすための推奨事項が国際的に存在し、栄養補助食品業界は胎児の脳の発達を最適化するために出生前のDHAサプリメントを販売しています。〈中略〉7歳でのIQは、成人のIQ、学業成績、収入および雇用を予測することが知られている。
Jacqueline F Gould,1,2 Karli Treyvaud,3 Lisa N Yelland,1,4 Peter J Anderson,3 Lisa G Smithers,4 Robert A Gibson,5 Andrew J McPhee,6 and Maria Makrides1,2
『Does n-3 LCPUFA supplementation during pregnancy increase the IQ of children at school age? Follow-up of a randomised controlled trial』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4874207/
DHAと早産の関係
DHAなどオメガ3脂肪酸を充分に摂取できていると妊娠期間や体重に良い影響があるようです。
妊娠の後半に600 mg DHA / dを補給すると、全体的に妊娠期間と乳児のサイズが長くなりました。早期早産および超低出生体重の減少は、DHAサプリメントの重要な臨床的および公衆衛生上の結果である可能性があります。
Susan E Carlson 1, John Colombo, Byron J Gajewski, Kathleen M Gustafson, David Mundy, John Yeast, Michael K Georgieff, Lisa A Markley, Elizabeth H Kerling, D Jill Shaddy
『DHA supplementation and pregnancy outcomes』
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23426033/
小児アレルギーについて
妊娠中のDHAの摂取が子供を長期にわたり小児アレルギーから予防してくれる?
妊婦への魚油の供給は、臍帯血の免疫学的変化に関連しています。これまでに実施された研究によると、妊娠中の魚油の供給は、一般的な食物アレルゲンに対する感作を減らし、生後1年のアトピー性湿疹の有病率と重症度を減らし、青年期まで持続する可能性があることを示しています。最近の研究では、妊娠中の魚油の摂取により、3〜5歳の子孫の持続的な喘鳴と喘息が軽減されることが報告されています。
Elizabeth A. Miles1 and Philip C. Calder1,2,*
『Can Early Omega-3 Fatty Acid Exposure Reduce Risk of Childhood Allergic Disease?』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5537898/
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参考文献
(1)
Goustard-Langelier B., Guesnet P., Durand G., Antoine J.M., Alessandri J.M. n-3 and n-6 fatty acid enrichment by dietary fish oil and phospholipid sources in brain cortical areas and nonneural tissues of formula-fed piglets. Lipids. 1999;34:5–16. doi: 10.1007/s11745-999-331-6